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うつ病経験者に聞く!得意な仕事は「書類作成」、苦手な仕事は「電話対応」

2025.01.20

「集中力が続かない」「人と関わるのがつらい」といった悩みや、「これなら無理なくできる」という得意なこと、日々の仕事の中で感じることは人それぞれですよね。

今回は、うつ病の方、うつ病経験のある方89名を対象に、働く上で得意な仕事・苦手な仕事、そしてそのエピソードについてアンケートを実施しました!

アンケート概要

調査内容:「得意な仕事・苦手な仕事」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年12月18日~2025年01月01日
対象者 :うつ病の方、うつ病経験のある方
調査人数:89名(男性39名 女性50名)
年代  :10代(1名)・20代(15名)・30代(34名)・40代(20名)・50代(14名)・60代以上(5名)

質問事項
1. 年齢を選択してください
2. 性別を選択してください
3. 仕事で得意なことは何ですか?
4. 具体的なエピソードを教えてください。
5. 仕事で苦手なことは何ですか?
6. 具体的なエピソードを教えてください。
7. 苦手な仕事をする際、どのような工夫をしていますか?

得意な仕事1位:書類作成

■仕事で得意なことは何ですか?
1位:書類作成(報告書、マニュアルなど) 31票(34.8%)
2位:データ整理 21票(23.6%)
3位:メール対応 9票(10.1%)
4位:電話対応 5票(5.6%)
5位:経費精算 4票(4.5%)
6位:来客対応 2票(2.2%)
7位:新人教育 2票(2.2%)
8位:チーム管理(スケジュール、指導など)1票(1.1%)
・その他 14票(15.7%)
※少数点第2位以下は四捨五入


最も多かったのは「書類作成」で、34.8%を占めました。続いて「データ整理」が22.7%、「メール対応」が19.1%という結果になりました。

これらの業務に共通するのは、比較的自分のペースで進めやすい点かもしれませんね。

得意な仕事の具体的なエピソード

得意な仕事に関する具体的なエピソードをもとに、「どんな仕事が得意なのか」「どんなところに安心感ややりがいを感じているのか」を詳しく見ていきたいと思います。

第1位:書類作成


女性・30代

時間に縛られずに業務の合間を使って、業務フローを作成した。締め切りがなかったので自分のペースでできた


女性・20代

1人で黙々と作業できた方がストレスがなく、人との関わりによって傷つかないので安心して作業できる。


男性・30代

人とのコミュニケーションの機会が極端に少ないものが向いていると実感しました。


女性・30代

書類作成関係は人との関わりがほとんど必要ないので自分のペースで出来ます、人と多く接しないといけない業務は色々と考えすぎてしまい気分が落ち込む事が多いです。


男性・20代

他人と関わらない仕事、ある程度自分のペースで仕事が出来ると相手を不快にさせる頻度が減る為


男性・30代

周りの人の干渉をあまり受けずに自分のペースで仕事ができるので夢中になって仕事をしていて周りに言われるまで昼休みに気づかない事が多々ある。

「書類作成」と回答した人の多くは、「自分のペースで作業できること」や「他人との関わりが少ないこと」に安心感を覚えるようです。

人と接する機会が少ない仕事は、ストレスが少なく集中しやすいという声が多く寄せられました。

第2位:データ整理


女性・30代

私はデータ整理など細かい仕事が好きで、一人で集中してできる仕事が得意なので、データ整理の仕事を好んで取り組んでいます。


男性・30代

細々したデータ入力は得意。話しかけられずに淡々とできる仕事は楽だと感じる。


女性・20代

データを整理するのも決まったルールがあることが多いので、ルールに沿って整理することが決まっているのでやりやすい部分があった。


女性・20代

人と話したりするのが苦手なので人と関わる仕事だと何も話せず置物のようになります。ただ一人で黙々とやれる仕事なら苦も無くずっとできます。


男性・20代

決まったマニュアル通りに進めていくことが得意。好き。工場作業でもずっと同じ作業でもいい。パソコン入力でも決まった資料の決まったところを入力するなど。

「データ整理」と答えた人は「決まったルールやマニュアルがあり、一人で集中してできる環境が合っている」と感じているようです。

人と話すことが苦手な人にとって、静かに作業できる仕事はストレスが少ないのかもしれません。

第3位:メール対応


女性・20代

メール対応は文字を打つだけなので、とても簡単でやりやすい仕事だと思います。


男性・30代

メール内容を送る際は相手の顔色なども分からない事から、自分自身に苦手な意識はあまりないです。


女性・30代

人と話さなくていいメール対応は気が楽。ゆっくり伝えたいことを考えることができる。


男性・20代

とりあえず文字入力は早いので、敬語や単語選び、文脈作りなどはネットで調べてどうにか頑張れる。

メール対応の大きな魅力は、直接のやり取りがないことで「気が楽」と感じられる点です。

自分のペースで考えながら進められるため、ストレスが少ないと感じる人が多いようです。

第4位:電話対応


男性・30代

電話であれば相手の姿が見えないので、顔色や表情を気にせずに話せます。


女性・20代

実際に顔を合わせないので、そこまで緊張せずに対応ができるから得意。


男性・20代

長年コールセンターで働いていますが、電話の相手の話し方や空気から相手の要望、感情を読み取るのが得意です。顧客満足度が高く表彰された事もあります。

対面ではなく、声だけでコミュニケーションを取る電話ならではの安心感や、相手の感情を読み取るといった自分のスキルを活かせるという部分が、得意と感じる理由かもしれません。

第5位:経費精算


女性・30代

数字が大きい部分もありますが、数字を入力したり清算書を作成したり、締め日が決まっているので業務のスケジュールの組み立てがしやすい部分が良かった。


女性・20代

経費精算担当者として申請承認から締め処理まで一連の業務を担当して、得意分野です。


男性・30代

決められたことをコツコツとこなすのは得意です。ほぼほぼミスはしませんが何回も見直します。

経費精算の仕事は、決まった手順をしっかり守りながら進める必要があるため、ルーチンワークが得意な方や几帳面な方にとってはやりやすく感じるのかもしれません。

第6位:来客対応


女性・30代

話し方や雰囲気が優しいと言われる事が多く、接客時に相手に安心してもらえる事が多く、信頼関係や繋がりを得られることが多いです。実際に、相談事やお困りごとがあった際に、自身に話しかけたり、電話をしてくる方が多く、顧客の獲得数が多い結果が出る事が多かったです。


男性・30代

私は20代前半から、40代半ばまで自営の飲食店で働いていました。20代前半の頃は、うつを患っていましたが、飲食店などの接客をする仕事、調理をする仕事は向いていたと思っています。

優しい雰囲気や丁寧な対応などの相手との繋がりを深めることが得意な方の多くが「来客対応」が得意だと回答しました。

第7位:新人教育


男性・30代

私は、ファーストフードのバイトですがリーダーをやっていた経験があります。新人さんに教えるのは得意です。


女性・30代

新しく入ってきた人の研修をする機会が多く楽しく行えていた記憶があります

新人教育が得意な人は、新しい人と関わることを前向きに楽しみ、教えることにやりがいを感じているようです。

その他


女性・30代

介護福祉士なので介護士の仕事が一番好きです。患者様、利用者様に「ありがとう」と言われるとやる気が出ます。


男性・30代

以前は自営業でカーポートや車庫などを、CADを使って図面作成から鋼材の切込み、組み立て、溶接、現場建て込みの流れで職人としてやってきましたが、現在はパソコン作業で、なかなか覚えられずにパソコンに向かって奮闘中です。


女性・20代

ライン作業や動画編集等の最初から最後まで1人でほぼ自己完結することのできる仕事。


男性・30代

うつ病を発症して20年経ちます。就職したことはありますが会社でサラリーマン等として働くことが難しい状態です。そのため、料理の腕を磨き自営業で居酒屋をやっています。
自分で考案した料理を提供してお客様に喜んでいただけることで精神の安定と生き甲斐を感じて生活しています。

一人で進められる仕事や自営業の仕事などの自己完結できる仕事を得意だと感じる人が多いことが分かりました。

また、感謝されることでやる気が出るという意見も目立ちました。

特に介護の仕事では、「ありがとう」の言葉がモチベーションとなっているようです。

苦手な仕事1位:電話対応

■仕事で苦手なことは何ですか?
1位:電話対応 29票(32.6%)
2位:会議・プレゼンテーション 19票(21.3%)
3位:営業活動 17票(19.1%)
4位:来客対応 7票(7.9%)
5位:新人教育 4票(4.5%)
6位:書類作成(報告書、マニュアルなど) 4票(4.5%)
7位:チーム管理(スケジュール、指導など) 2票(2.2%)
8位:メール対応 2票(2.2%)
9位:経費精算 2票(2.2%)
・その他 3票(3.4%)
※少数点第2位以下は四捨五入

苦手な仕事1位は「電話対応」で、32.6%を占めました。続いて「会議・プレゼンテーション」が21.3%、「営業」が19.1%という結果になりました。これらの結果から、人と直接コミュニケーションを取る業務に苦手意識を持つ方が多いことが分かります。

苦手な仕事の具体的なエピソード

苦手な仕事に関する具体的なエピソードをいただいたコメントをもとに、どのような仕事が苦手で、どんな点において不安やストレスを感じているのかを詳しく見ていきたいと思います。

第1位:電話対応


女性・30代

何を言われるのか想像もつかないし、電話の声を聞き取るのに何度も何度も聞いてしまい、緊張していると余計に聞き取れなくてうまくできなかったことがあったから。


女性・20代

突然の対応が必要になる電話対応は、予期せぬ状況や即座の判断を求められることが多く、心の準備ができないことが負担に感じます。そのため、自分のペースで進められる他の仕事に比べ、苦手意識を持っています。


男性・20代

人と関わることが苦手で、電話だと臨機応変な態度が求められるので苦手です。


男性・20代

電話対応はお相手の顔が見えないうえに、応用力も必要になってくる為、咄嗟の判断が出来ない私はとても不向きです。


女性・30代

電話対応でクレーマーに怒鳴られた経験があるので、それが大きなトラウマです。電話をするだけで精神的な症状が現れます。


男性・30代

テレアポスタッフをしていたが、理不尽なクレームや顔が見えない相手への対応で病状が悪化した。

電話対応が苦手だと感じる理由には、臨機応変な対応を求められることや、相手の顔が見えないため状況を把握しづらいことがわかります。

さらに、過去のクレームや怒鳴られた経験がトラウマとなり、電話そのものが精神的な負担になってしまうケースあるようです。

第2位:会議・プレゼンテーション


女性・30代

人前で自分の意見を言ったり、プレゼンテーションをすると緊張してしまい頭が真っ白になってしまうので苦手です。


女性・20代

人前で話そうとすると冷や汗が出て過呼吸になってしまうので会議・プレゼンテーションは苦痛でしかありません。


男性・30代

人前で話すと自分のことを聞き手はどうにも自分を馬鹿にしてると思ってしまう。


男性・20代

会議では上司や他部署の人から質問であったり場合によっては批判的な発言をされるので、どこか責められている感じがしてとても苦手です。


女性・20代

人前で話すことがまず苦手です。注目を浴びながら話を進めていくというのはプレッシャーになり頭が働きません。当日だけでなく何日も前から眠れない日が続いてしまいます。

人前で話すことがプレッシャーになり、緊張して頭が真っ白になったり、冷や汗や過呼吸といった身体的な症状が現れることがあるようです。

さらに、他人からの質問や批判的な発言に対して責められているように感じることで、精神的にも大きな負担を感じている方が多いことが分かりました。

第3位:営業活動


女性・20代

そもそも人に説明がうまくできない(お客さんだと尚更)
そこに合わせて物を売るだったりが出来ない
商品の紹介まで出来てもこれ買いませんか?入会しませんか?の後押しが出来ない
(この人からどう思われるか不安の方が勝つ)


男性・30代

グイグイいくのが苦手で人の名前と顔を覚えるのが得意ではないので苦手でした。お得意さまの名前を間違えそうになりヒヤッとしました。


男性・20代

人と話すのが苦手なので、営業できない。内向的なので不向きだと思う。


女性・30代

営業の仕事だと初めて会うお客と接するときに非常に緊張してしまうので苦手。


男性・30代

人の顔色を気にするのが嫌いな上にそもそも空気を読むのが苦手なので顧客のニーズを理解できないため。

営業活動が苦手な理由には、対人関係に対する不安や、初対面の緊張が大きく関係しており、「どう思われるか」という意識が強く、商品の購入や入会を勧めることに抵抗を感じる人も多いことが分かりました。

また、人の名前や顔を覚えることや空気を読むことに苦手意識がある場合も、営業活動が負担に感じられるようです。

第4位:来客対応


女性・30代

常に新しいことの連続で繰り返しやったことが通用しなかったり、臨機応変にその場で対応することが求められてパニックになってしまうから。


女性・30代

人と関わることが苦手なので、来客対応の際は慌ててしまったりオドオドしてしまうことが多く苦手です。


男性・30代

臨機応変さが求められる来客対応はあたふたしてテンパってパニックになるからできない。


男性・30代

接客に苦手意識があります。客観的に見たら苦手ではないかもしれないけれど、疲れてしまいます。

来客対応が苦手な方は、「予測できない状況に対応しなければならない難しさ」や、「人と関わることへの不安」を感じています。

また、慣れない場面で臨機応変に動こうとすることでパニックになったり、終わった後に疲労感を強く感じてしまう人も多いようです。

第5位:新人教育


男性・20代

自分が苦手だと思うのは営業ですが、何故か実績は上がるので、次に苦手なものにしました。新人教育を何回かやったことがありますが、一方的になってないかなど気になってしまい苦手でした。


女性・20代

人にいろいろなことを伝えるのが難しい。コミュニケーションをとるのが苦手。


女性・20代

新人に対して優しく、丁寧に教えようと思いやりを持って教育しようと思っていて、相手の状況や気持ちに配慮して対応しているのですが、段々とその対応に対して、舐められたり、言う事を聞いてくれなくなったりすることが多かったです。

新人教育が苦手だと感じる理由には、「伝え方や相手とのコミュニケーションに悩む」というコメントがありました。

一方的にならないように気を使うあまり、自信を持って教えることが難しいという意見が見られました。

また、相手の反応に悩んだり、思い通りにいかないことがストレスになるケースもあるようです。

第6位:書類作成


女性・30代

株主総会の書類作成は本当に泣きました。録音された総会の内容を聞き取りながら文を作成する事は信じられないくらい辛かったです。やはりそれを本職にしてる専門の方にお願いしないと素人の自分では無理です。経費報告から一年間の色々な記録を探し出して書類を作成し株主様に報告書を送るなんて入社したばかりの自分には過酷すぎました。


女性・20代

自分のした作業についてまとめるのが苦手でした。通常作業をするのにも必死で事務作業をするのが苦痛でした。何か成果として人に報告するという行為が、何もできていないから報告できないという思考が強かったのだと思います。


男性・20代

コンサルテーション業務の依頼者に提出する報告書の作成はいつも苦労をしました。

専門的な内容や大量のデータ整理が求められると、特に辛さを感じる方が多いようです。

また、自分の作業をまとめたり成果を報告する行為にプレッシャーを感じることも、負担になっているようです。

第7位:チーム管理


女性・20代

勤続歴が長くなると、他の人の電話対応を評価したり、それを本人にフィードバックしたりする事があるのですが、とても苦手でした。直した方が良いところを相手に指摘する事ができません。


男性・20代

スケジュール管理が苦手で度々スケジュールの変更が必要になります。

他の人へのフィードバックや評価が難しいと感じる方がいました。特に、相手に改善点を伝えることに対して抵抗を感じる人が多いようです。

また、スケジュール管理に苦手意識があり、変更が頻繁になることがストレスの原因になっていることも分かりました。

第8位:メール対応


男性・30代

どのようなメールを書けば良いのかわからなくなるので嫌になりますね。

メール対応が苦手な方は、どのような内容を書けば良いか分からなくなることがあり、悩んでしまうことがあるようです。

このような不安が、メール対応への苦手意識につながっているのかもしれません。

第9位:経費精算


男性・20代

ミスが許されない仕事は苦手意識が強いです。やり方が決まっている中で、ミスせず全てをこなすのは難しい部分が大きいです。その中でも経費精算はとても相性が悪く、苦手だと感じます。


女性・20代

集中し続けているつもりでも数字をよく見落としてしまったり、うっかりやり忘れることが多発するので経費処理にすごい時間がかかってしまう。

ミスが許されないというプレッシャーに対する苦手意識を抱く方が多く、特に数字の見落としや忘れ物が多発して時間がかかることが悩みだというコメントがありました。

その他


男性・30代

仕事上お店に相応しくない方の対応に困ることがあります。アルコール依存症の方がテーブル席でおしっこを漏らしてしまったり、いわゆる輩に属する方が来店することもあったりするので暴力を受けたこともありました。そのようなことがあると精神的に不安定になり、臨時休業をせざるを得ないことがあります。


女性・30代

人と接する事が苦手で思っていることを中々口に出して言えずに、誤解されやすい事が難しいです。


女性・20代

うつ病の症状があるので朝がつらく起きられません。通勤の必要があると身体が拒否します。

苦手な仕事や状況として、対応が難しいお客様への接客や自分の考えを言葉にすることが苦手で、誤解されてしまうことがあるというコメントがありました。

また、うつ病の症状によって朝がつらく、通勤が体に大きな負担となるため、働き方にも制約が出る方がいるようです。

苦手な仕事をどう乗り切る?

実際に苦手な仕事を乗り越えるために行っている工夫を集めてみました。

事前準備をしっかり行う


女性・30代

自分がミスをしないやり方を確立した上で、業務やタスクに取り組むようにしています。
例えばテキストコミュニケーションを取る際は、必ず事前に一度チェックし、不明点がある際はchatGPTに確認してもらっています。その他にも、○○は○○という手順で行う、といった形で、やる順番や行うことを固定化させた上で取り組めば、ミスを大きく減らすことができます。chatGPT等のAIサービスができてから大きく改善できるようになりました。


女性・20代

電話対応の際には、事前に可能な限り想定される質問や対応策をメモしておきます。また、話す内容を簡潔にまとめたフレーズを準備しておくことで、緊張を和らげるよう努めています。さらに、受話器を取る前に深呼吸して気持ちを落ち着ける習慣をつけることで、焦らずに対応できるよう心がけています。


男性・30代

会議前に前もって自分の意見をまとめておいたり、プレゼンテーションをする際は仲の良い同僚に協力してもらい、練習を何度もしたりしています。

事前準備をしっかりすることで、ミスを減らし、緊張も和らげることができると感じている人が多いです。特に、やる順番や手順を決めておくことが効果的なようです。

自分のペースを守る


女性・20代

朝に瞑想時間を作って心を落ち着かせてから営業に出ます。


男性・30代

ゆっくり話すことで、相手にも自分にも余裕を作り、聞き間違いを減らす。

自分のペースを守ることで、余裕を持って業務に取り組むことができると感じている方が多いようです。瞑想やゆっくり話すことなど、心を落ち着ける方法を取り入れることで、焦らずに仕事を進めるというコメントがありました。

できる人の真似をする


男性・20代

同じ職場にいる上手な人になった気分で、真似をしてみることがあります。


女性・30代

来客対応が上手な先輩の真似をして動くように、工夫しています。

できる人の真似をすることで、スキルを上達させようと工夫をしているようです。特に、周囲の上手な人の行動を参考にし、自分の対応に活かすことで、業務の効率や自信を高めることができるのかもしれません。

気持ちを切り替える


女性・20代

耐えたご褒美を設定したり経験値になると割り切って取り組む。


男性・20代

出来るだけ緊張しないように安定剤を飲んだりしてから挑むようにすること。

気持ちを切り替えるために、ご褒美を設定したり、経験として捉えて取り組む方法をとっているようです。また、緊張を和らげるために、安定剤を飲んだりして心を落ち着けてから挑戦することでプレッシャーを軽減し、取り組みやすくしていると感じている方もいます。

その他


女性・20代

そもそも苦手な仕事を引き受けようとは思いません。どうしてもとなった場合はやりきる他ありませんので事前に細かくシュミレーションをし、イレギュラーにも対応出来るよう考えています。


男性・20代

出来るだけ人と関わる仕事はしないように心がけています。最低限のやり取りで済むような仕事です。


女性・30代

電話の時にこういう言い回しをするとよいとか、分からなかったらすぐに引き継げる人を見つけておくようにしました。

その他の方法としては、苦手な仕事はなるべく引き受けないようにする、必要な場合は人を頼るという方もいらっしゃいました。

まとめ

うつ病の方、うつ病経験のある方89名に、得意な仕事、苦手な仕事について聞いたところ、以下のことがわかりました。

①得意な仕事1位:書類作成
・自分のペースで進めやすい業務が得意と感じる方が多い
②苦手な仕事1位:電話対応
・コミュニケーションを取る業務を苦手と感じる方が多い

自分のペースで進めやすい業務が得意と感じる方が多く、人と直接コミュニケーションを取る業務に苦手意識を持つ方が多いことが分かりました。また、事前準備をしっかり行う、自分のペースを守る、できる人の真似をする、気持ちを切り替えるなどの工夫をして、苦手な業務を乗り越えている方が多いようです。

その他にも苦手な仕事はなるべく引き受けないようにし、必要な場合は人を頼るという方もいらっしゃいました。困ったときに人を頼るスキルは、働く上で大切なポイントと言えそうです。
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