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【202名のうつ病経験者にアンケート】実際にやっているリフレッシュ方法は?

2023.10.01

「イライラして感情的になる」
「気分が落ち込むんで憂鬱になる」

日常生活の中でストレスを抱えていませんか?
ストレスに向き合っていくためにも自分に合ったリフレッシュ方法って大切ですよね。

今回はうつ病の方、うつ病経験のある方202名を対象にリフレッシュ方法と具体的なエピソードを調査しました。

アンケート概要

アンケート概要
調査内容:「リフレッシュ方法」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年08月24日~2023年09月07日
調査人数:202人
対象者 :うつ病・うつ病経験のある方

アンケート属性は次の通り。

■性別
・男性 81名(40.1%)
・女性 121名(59.9%)

■年代
・20代 43名(21.3%)
・30代 86名(42.6%)
・40代 49名(24.3%)
・50代 20名(9.9%)
・60代以上 4名(2.0%)

リフレッシュ方法がある人は約9割

■リフレッシュ方法はありますか?
・はい  195票(96.5%)
・いいえ  7票(3.5%)

今回のアンケートでは、ほとんどの人がリフレッシュ方法はあると答えました。
どのようなリフレッシュ方法があるか見ていきましょう。

リフレッシュ方法第1位は「運動をする」

■どんなリフレッシュ方法か教えてください
第1位:「運動をする」(16.8%)
第2位:「動画を見る」(13.9%)
第3位:「音楽を聴く」(11.4%)
第4位:「ひたすら寝る」(8.9%)
第5位:「1人で出かける」(6.4%)
第6位:「ゲームをする」(9.9%)
第7位:「好きなものを食べる・飲む」(5.0%)
第8位:「友だちと遊ぶ」(3.5%)
第9位:「該当なし(リフレッシュ方法はない)」(3.5%)
第10位:「温泉・サウナに行く」(3.5%)
第11位:「カラオケに行く」(3.0%)
第12位:「本やマンガを読む」(3.0%)
第13位:「マッサージに行く・自分でする」(2.5%)
第14位:「絵を描く」(2.0%)
第15位:「料理をする」(1.5%)
その他 9.9%
※小数点第2位以下は四捨五入

「運動をする」リフレッシュ方法が1位という結果に。続いて「動画を見る」が13.9%、「音楽を聴く」が13.9%でした。具体的にどんなリフレッシュ方法があるのか見ていきましょう。

第1位:「運動をする」


男性・30代

朝早めに起きて、ジョギングをする。
ジョギングをしながら「セロトニン」が分泌されていることを強く意識しながら行う。


男性・30代

筋トレをして自部の筋肉を傷つけることで、生きていることを多々実感している。力を入れる際、声を張り上げることでもストレス解消につながっている。


女性・30代

自然の中で散歩をする。Googleマップで検索して、散歩をしてもあまり人と会わなさそうな広くて自然の多い公園を探します。みつけたらその場所で散歩をするイメージを持ちます。私は「行く!」と決意しても、直前で心が動揺する傾向にあって、なかなか目的を達成できないところがあります。それを改善する目的でまずはイメージを持ち、落ちつきやリラックス、納得が得られたら実際に公園へ行って散歩をします。一連の流れを持って、私の散歩リフレッシュ法です。

全体的に外でのウォーキングやジョギングをする方が多かったですが、ジムや家の中などの室内で筋トレをしている方もいました。
外での運動でリフレッシュしている方は体を動かすこと以外にも風景をみたり外の空気に触れることがリフレッシュになっているという方も多いです。

第2位:「動画を見る」


女性・30代

比較的悲しい物語のあるドラマを観ます。自分よりも話の中の悲しみに意識が向くことやドラマの世界観に入り込めて現実を忘れられます。


男性・30代

テレビドラマなどけっこう良いが、これも意識して観るよりも、たまたま放送しているドラマをついつい観てしまうことがある。その間没頭しているので、嫌なことを忘れられる


女性・20代

ハンモックに揺られながら無の感情でひたすらYouTubeのショート動画を見る。

20〜30代の方はYouTubeやTikTokで動画を見ている方が多かったです。40〜50代の方は映画を見たり海外ドラマを見ている人が多くいました。自分が好きな芸能人が出ている動画を見たり、笑える動画や泣ける映画を見たり、人によって見ている動画は様々でした。

第3位:「音楽を聴く」


女性・20代

ヒーリングミュージックをかけながら呼吸法をします。その日の気分に合わせるのですが、私はうつ持ちで気持ちが落ち込みやすい、やる気が起きない人。なので、少しテンションが上がる曲をかけながら、それでも呼吸のペースが速くなり緊張しすぎたりしない程度にコントロールした呼吸法をしています。


女性・20代

好きな歌手の歌を爆音でイヤフォンで聞き、
飽きる頃には少し気持ちが落ち着いている


女性・30代

早朝に音楽を聴きながら公園内を散策。今の時期は暑いので難しいですが、気候がいい時期の早朝は空気がさわやかで気持ちいいです。静かなので音楽にも集中できます。

自分が好きなアーティストの音楽を聴く方と、ヒーリングミュージックを聴く方が多かったです。イヤホンをして大音量で音楽を聴くことがリフレッシュになっているという方もいました。

第4位:「ひたすら寝る」


男性・30代

日中になるべく日光を浴びセロトニンを分泌、夜にかけて増えるメラトニンによって質の良い睡眠をとる。これが一番のリフレッシュ方法かと思います。


女性・30代

起きているだけで何をしていても、過去の出来事や現状をマイナス面からとらえ続けてしまう事があり、そういった時に一度寝てしまう事で気持ちを切り替える事ができます。


女性・20代

疲れが完全にとれる、やる気がでるまで、ご飯をしっかり食べ、ベッドの上でひたすらゴロゴロします。少し元気になってきたら、出かけて楽しいことだけするようにしています。

疲れを感じたり、気持ちが落ち込んでしまったりした時にとりあえず寝てみる。
目が覚めた時には気持ちを切り替えられているという意見が多くありました。

第5位:「1人で出かける」


女性・20代

やはり外に出るのが一番リフレッシュできます。
誰かと出かけると気を遣うので近場で自分のペースで出かけます。
散歩や買い物、カラオケなど何でもいいと思います。


男性・30代

もう20年程前の話になるが、最初は人に会うのが嫌でとにかく家に籠っていたが、家で一人で居るとどうしても悪い方へ考えてしまい余計にしんどくなってくるので、両親の勧めもあって一度外出する事にした。最初は人を見るのも嫌だったが、スーパーなどで買い物をする時に店員さんから親切に声をかけて貰ったりしているうちに、少しずつ人に慣れてきて、考えも前向きになってきた。それからは、家に居るより何か他の事を考えるように、出来る限り毎日どこかへ外出する事で気分をリフレッシュするようにしていた。


女性・30代

1人で出かけるのが好きだったので、美味しいものを食べに行ったり、景色のいいところに遊びに行ったり、映画を見たり、好きな漫画を集めて読んだりしてました。とにかく自分のために時間を使いました。

目的地を決めずにドライブをしたり、海や山に行って景色を楽しんだり、ウィンドウショッピングをしてみたり、人によって様々でした。1人で出かけて日常から離れることがリフレッシュになっているという方もいました。

まとめ

うつ病経験のある方202名に、リフレッシュ方法を聞いた結果

第1位:「運動をする」
・外でウォーキングしたり、室内で筋トレをしたり人によって様々
第2位:「動画を見る」
・お笑い動画、好きな芸能人の動画、映画を見ている方が多い
第3位:「音楽を聴く」
・好きな歌手とヒーリングミュージックを聴く方が多い

ということが分かりました。

その他にもこんな意見もありました。
・育てている植物を観察する
・朝日を浴びる

この2つの方法だとやる気が出ない時でも実行することが出来そうですね。

ストレスが溜まってしまうと集中力が低下して仕事でミスが増えたり、イライラして人間関係がうまくいかなくなったりしてしまうことがあります。

ストレスを溜めないようにするためには自分に合ったリフレッシュ方法を見つけることが大切です。
自分に合ったリフレッシュ方法が分からないという方にこの記事で紹介したリフレッシュ方法が参考になればうれしいです。
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