【五月病経験者311名アンケート】五月病の症状、乗り越え方は?
ゴールデンウィーク明け、こんな経験はありませんか?このような状態のことを俗称で「五月病」と呼びます。
今回は五月病の経験のある方311名を対象に、五月病になった時の症状や期間、乗り越え方について調査しました!
アンケート概要
調査内容:「五月病の症状・乗り越え方」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年04月19日~2024年04月22日
対象者 :五月病の経験のある方
1. 年齢を選択してください 。
2. 性別を選択してください。
3. どんな症状がでましたか?
4. その時のことを詳しく教えてください。
5. 症状はどれくらい続きましたか?
6. 五月病をどうやって乗り切りましたか?
アンケート属性は次の通り。
■性別
・男性 99名(31.8%)
・女性 212名(68.2%)
■年代
・10代 2名(0.6%)
・20代 41名(13.2%)
・30代 119名(38.3%)
・40代 97名(31.2%)
・50代 44名(14.1%)
・60代以上 8名(2.6%)
最も多い症状は『やる気がでない』
1位:やる気がでない 218票
2位:気持ちの落ち込み 188票
3位:身体がだるい 178票
4位:不眠 100票
5位:不安 91票
6位:注意力の低下 80票
7位:イライラ 64票
8位:頭痛 57票
9位:食欲不振 55票
10位:めまい 26票
11位:腹痛 21票
12位:吐き気 19票
13位:動悸 13票
その他 14票
五月病の症状第1位は「やる気が出ない」2位「気持ちの落ち込み」3位「身体がだるい」という結果に。症状別にその時の状況のコメントを紹介していきます。
1位:やる気が出ない
女性・30代
やる気が起きなくて、仕事をするのが億劫になってしまった。朝もあたたかいので、家で寝ていたくなる。
女性・30代
家事をしようと思ってもやる気が出ずに寝てしまったり、常に眠気とだるさがありました。
男性・30代
連休明け何に対してもやる気が出ず、最低限のことはやれるのですが終わったらずっとゴロゴロしてしまう日々が続いた
男性・30代
大学生になって間もない頃で、ゴールデンウィーク辺りでそれまでは結構学校に行きたいと意欲的だったのが急激に行く気が出なくなったり勉強に身が入らなくなりました。
女性・20代
全てにおいて、やる気もなく何もやりたくなくて動きたくもなく布団から出たくない時がありました。何も無いのに気持ちが落ちていたりしてずっとやる気が出ませんでした。
女性・20代
GWが余りにも楽しかった事が反動として現れました。
休み最後の日からやる気が落ちてきて、普段ならば自炊するのですがファストフードで済ませたりと簡略化します。朝起きると仕事を開始する為に準備しますが、凄くゆっくりな動作になり中々終わりません。今日はやめておこうかなと思う日もありました。仕事に関してだからやる気が出ないのではなく、家事などやらなくてはならない物に現れます。
2位:気持ちの落ち込み
女性・30代
いつもであればなんでもないと流せるような些細なことでイライラしたり、落ち込んで自分を責めたりした。
女性・20代
私の場合は気持ちの落ち込みが激しく、出社ギリギリまで寝床にいて、時間になったら胸が締め付けられるような気持ちで何とか家を出るような毎日でした。職場に入ると仕事モードに切り替えられるので何とか乗り越えられるのですが、出社前が一番辛かったです。
女性・30代
不安やイライラなどネガティブな感情が強くなり、例えば電話対応などの際に些細なことでイラついてしまったり、本当に酷い時は電話口の人に対して怒ってしまったこともありました。怒りだけでなく、悲しい気持ちも強くなり、休憩中に1人になると泣いてしまうこともありました。
男性・30代
休みの日に自分の好きなことをしている時も楽しい気分になれなかった。何をしても気分転換にならず、しんどかった。
男性・20代
情緒が不安定になり、心が重い感じになりました。誰とも会いたくないし話したくない気持ちにもなりました。
女性・30代
日曜日の夜になるとなんとも言えない悲しい気持ちになったり、ふと考え事をしていたりと落ち着きがなかったです。
3位:身体がだるい
男性・20代
身体がだるくて少しのことで疲れてしまうので出勤するだけで疲れてしまった。仕事に対していつものパフォーマンスが出せなかった。
女性・20代
朝起きてから、身体が鉛のように重く、動作が緩慢になってしまいました。
男性・30代
カラダがだるくて疲れがぜんぜんとれない感じになってつらかった。
女性・20代
とにかくやる気が起きずに、身体がだるくて頭痛もして1日ぼーっとしてしまうことが多かったです。
女性・30代
人間関係や仕事関係の変化の波に自分が上手く乗れていない気がして、不安感が募り、仕事中も上の空になってミスしてしまい、さらに落ち込みました。仕事に行くのが辛く億劫に感じ、何をするにも身体がだるくてやる気が出なくなりました。
男性・20代
朝から何となく一日中だるくて、軽く頭痛を感じたり、やる気も集中力も途切れがちでぼーっとしてしまう。
4位:不眠
女性・30代
仕事が終わって、疲れているにも関わらずに寝床に入っても寝付けずに、少しうとうとしたと思ったら、すぐに目が覚めてしまい、いつも寝不足な感じだった。そのため何をやっても集中できない感じだった。
男性・20代
毎年、5月頃に不眠と頻尿になるため、今年もまた来たか、とは頭でも思いつつも、眠れず、寝ても尿意でスグに目が覚めてしまう。
女性・20代
普段から就寝は0時を過ぎるのですが、GW後は色々と疲れているにも関わらず普段より就寝が遅くなります。大抵は3時くらいにならないと寝られません。
日によっては明るくなり始める朝方にようやくと言う時もありました。睡眠時間が減ることで疲れも解消されません。目を瞑るだけでも休めると聞いて実践しますが、満足しないです。
男性・30代
次の日が仕事だと思うと、なかなか寝付けなかった。結局起きてしまい、いつもより遅い時間に寝ることに。
5位:不安
女性・20代
締め切りの近い仕事や締め切り日に対して作業日数の少ない仕事を割り振られた時、不安から片頭痛と腹痛がきつくなってしまいました。後から、気持ちの落ち込みと不眠、注意力の低下があり、仕事でのミスが多くなってしまいました。
女性・30代
自分の座席の場所を忘れてないか、同僚の顔は忘れてないか、仕事の内容は忘れてないか、心配でとても行きたくないしドキドキした。
男性・30代
仕事で大きな失敗をするのではないかと不安になり、普段は食べるのが大好きであるのに、全く食欲が出ず、ネガティブな想像をすることが多かったです。
男性・30代
その時は観光ホテルで働いていました。休み明けから体がだるくて、怠けているのかと思いました。症状は何に対する不安か分からないのに不安感があり、それに伴い不眠になりました。あとはほんとにやる気が起きなくて仕事も家事も全く手につかず、仕事を休むようになりました。
6位:注意力の低下
女性・20代
注意力散漫で忘れっぽくなるのがいつもの事で、GW明けとなると現れます。
買い物に行っても帰ってきてから必要な物を買ってなかったり、家を出る時に忘れ物したりします。普段は忘れる事はないので期間限定です。
年末年始や盆休みも大型連休がありますが、そこの休み明けには起こりません。5月だけは何故か忘れ物が多くなるのです。また、特に必要のない物を購入して無駄な出費が増えてしまう事もあります。
男性・20代
わけも無く暗い日が続き、誰にも会いたくない状態に。注意力散漫になり仕事にも影響が出ました。
女性・20代
とにかく気分がふさいでしまい、またミスもなかなか改善されず、「自分にこの仕事は向いていないかもしれない」と思い詰めていました。
男性・30代
注意力が低下し、仕事のミスや忘れ物が増えた。また、だるくて何もしたくなくなった。
7位:イライラ
男性・20代
自分にも他人にも、訳も無くイライラ。イライラの原因が分かってないから、余計にイライラ。
女性・20代
5月病のせいか、気分がなぜか落ち込み、不安、イライラ症状が出てきて、仕事だけでなく、プライベートも打ち込めなくなってしまいました。
男性・30代
仕事から帰ってきてからもボーとしてたり、何もしたくないので家事をしないといけないときなどはイライラしていました。
女性・20代
朝になると腹痛で何回もトイレに行き、職場でもだるさややる気のなさ、イライラ感が続きました。仕事を休むわけにはいかないと思っていたので、つらかったのですが頑張って出勤しました。
8位:頭痛
男性・20代
朝から何となく一日中だるくて、軽く頭痛を感じたり、やる気も集中力も途切れがちでぼーっとしてしまう。
女性・30代
朝になると頭が痛くなり、目は覚めているのに身体がテキパキと動かない。やらなきゃいけないことがあるのはわかっているのに。それを周囲の人も同じ事をしているとイライラする。次の日が休みの前日はその症状が消える。
男性・30代
最初は何となく体がだるい、スッキリしないという感覚でした。朝起きると頭痛があったりで気分も晴れない、ご飯も美味しく感じないという負のループになりました。
会社には頑張って出勤していたのですが、仕事の効率がかなり落ちて同じチームの人に迷惑をかけてしまいました。
女性・20代
頭が重くて、仕事をするのにうまく頭が回らなかったり、しんどかったです。
9位:食欲不振
男性・30代
食欲が全くなく、食べることさえも、苦痛でずっと部屋で寝ていました。
女性・30代
会社に行っても注意力散漫で小さなミスが増えてしまったり、会社を休んで家にいても、何も食べたくなくてずっと寝ている生活になってしまいました。
女性・30代
とにかく身体が怠くてやる気が出ず、何をするのも億劫になりました。食欲もなく買い物も料理もしなくなかったのでほとんど食べずに寝ていた結果かなり痩せ細ってしまい周りの人に心配されました。
男性・20代
ゴールデンウィーク最終日からそわそわして気分が悪く食欲が無くなった。翌日のことを考えると辛く頑張って仕事に行く日々がしばらく続いた。
10位:めまい
女性・20代
自分自身としては毎日ばたばたしてたまに忙しすぎてめまいをしてしまったことです。
男性・30代
朝起きるとめまいがして寝込んでしまう時が多くなりました。それと同時にだるさが酷かったです。
男性・20代
目眩がひどくてすごく嫌になりました。辛かったのでベットで寝てました。
11位:腹痛
女性・30代
自分自身としては毎日緊張をするたびにお腹の痛みを感じることがあることです。
女性・20代
やる気が出ず、何に対しても興味がわかなかったです。精神的な症状が強かった影響か、物凄くお腹が痛くなった時がありました。夜中、突然急激に痛みを感じてトイレに行ったのはいいが、吐き気と共に冷や汗が。終いには、ベットまで戻る気力もなくなって、症状が落ち着くまでトイレ付近の廊下に横になっていました。それから一週間は、何となく不調だなと感じながら過ごしていました。
男性・20代
学生のころ、4月の後半から5月にかけて疲れが出るのか、お腹が痛くなることがたびたびあった
12位:吐き気
女性・30代
会社に慣れてきた時期のはずなのに4月中頑張りすぎたせいか倦怠感や脱力感がひどくなった。特に吐き気に関しては症状が治まらないため胃カメラまでしたが全く異常はなかった。
男性・30代
吐き気が激しく、食べたり飲んだりしたものはすべて吐いてしまいました。会社には連絡して遅刻を何度かしてしまいました。
女性・20代
仕事へのモチベーションが低下してしまい、朝起きるのが辛くなってしまった。仕事のことを考えると吐き気がしてしまうことがあった。
13位:動悸
女性・30代
職場に行かないといけないのですが、行きたくなくて、きづいたら動悸がしていました。
女性・30代
長い冬の疲れが出て、自律神経が乱れました。季節の変わり目と衣替えや庭の掃除などで、身体中がだるいです。一仕事終えると、動悸やめまいがします。
その他
女性・20代
たっぷりと睡眠時間をとったつもりでも、朝起きてみると眠気がすごく、積極的に活動したいという気持ちはあるのに行動に移すことができない状態となりました。
男性・30代
会社を休む程ではなく、ちゃんと寝たつもりなのに、眠気が凄かった。
男性・20代
とにかくやる気やモチベーションが低下して、過食っぽい症状が起きるようになりました。
「きちんと睡眠を取っているのに、眠気がある。」
「過食になった。」
というコメントがありました。
約8割が1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着いた
・1週間程度 110名(35.4%)
・1ヶ月程度 144名(46.3%)
・3ヶ月程度 40名(12.9%)
・半年程度 8名(2.6%)
・1年程度 1名(0.3%)
・それ以上 8名(2.6%)
※小数点第2位以下は四捨五入
約8割の方が1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着いたようです。五月病の症状が長続きすることは少ないのかもしれませんね。
【方法別】五月病の乗り越え方まとめてみた!
無理をしない
女性・30代
少しでもおかしい、と感じた時は無理をしないようにしました。1時間で数回別のことでイラッとした時は、いつもの自分ではない、とわかったので、その時は早めに仕事を終わりにして帰ったり、お風呂に入ったらすぐに眠るようにしました。
女性・30代
自分自身に厳しく接したり完璧を求めることなく、優しさやユルさを敢えて与えて回復を待った。同時に、1日1日を乗り切ることに集中し、多くのことを欲張って成し遂げようとしないよう心掛けた。
男性・30代
とりあえず最低限のことをこなしながら日々を過ごし、気分がのったときに片付けや大掃除などをやっていたら改善していた
話を聞いてもらう
女性・20代
一番仲のよい友達に症状を伝え聞いてもらうと、何だかモヤモヤした気持ちがスッキリとしました。そんな時もあるわと自分に言い聞かせ、出来ることをして無理せずに過ごしました。
女性・30代
主治医をはじめ、人に話してみるというのは効果がありました。気持ちが少し楽になった気がしました。ノートに書き出してみるのも良かったです。
男性・20代
自分自身としては人に相談して気持ちを整理することで友達や家族に相談にのってもらったり、スクールカウンセラーに相談をすることで少しでも緩和するようにしたことです。
いつの間にか落ち着いた
女性・30代
特にこれと言って何かをした事はなく、大学を休んだ訳でもなく引き続き通っているうちに知らない間に治っていました。
女性・20代
改善に向けて、特に何かしたわけでも環境が変わったわけでもありませんが、時の経過に伴って症状が改善されました。
男性・20代
7月くらいに、気がついたら慣れているなと感じました。少しずつペースを掴んで、緊張してやる気を出さなくても、なんとなくできるようになっていて、体が重くなくなっていました。
好きなことをする
女性・20代
楽しいことを考えたり、散歩をしたり、好きな音楽を聴いて気持ちを上げて徐々に良くなっていきました。あと友達と遊んで笑うことで良くなっていきました。
男性・20代
無理に気分を上げようとせず、仕方ないとわりきり、堂々とごろごろしていた。
ドラマを見たり、好きなものを食べたり、とにかく好きなことをするようにした。
女性・20代
時間経過も1つの理由ではありますが、休みの日は気分転換で友達と遊んだり、自分の好きなことを家で好きなだけ楽しんだりなどして過ごし乗り切った。
リラックス方法を見つける
女性・20代
適切な休息や自己ケアを優先させ、自分に合った趣味やリラックス方法を見つけながら、友人や家族と話をすることやサポートを受け、少しずつ活動を再開し、自分のペースで徐々に生活のリズムを取り戻していきました。
女性・20代
生活リズムを元に戻そうとしないで、枕の固さを変えてみたりホットミルクを飲んで体を温かくしたりします。
また、寝ようと考えずに出来るだけリラックスする事もしています。一週間と言うサイクルを過ぎた頃に体も寝る事を欲求してきますので、元の就寝時間へと戻っていきます。寝られないなら寝るまで楽しむ事もアイデアの1つです。
男性・30代
1日休んで、その1日を規則正しく生活した(早寝早起き、3食しっかり食べるなど)、散歩に出て日光を浴びてリラックスした
病院に通う
女性・30代
心療内科に行き、診断書を書いてもらい、それを会社に提出。同時に薬を処方され、飲みました。
男性・30代
頭痛がひどかったので病院でお医者さんに相談してお薬をもらいました。薬が効いたのか気が付いたら収まっていました。
女性・20代
病院に行って精神科で診察してもらったのと、眠れる薬を出してもらって睡眠の環境を整えた。
職場に相談する
男性・20代
私は建設業なのですが、上司に相談し、軽作業に回してもらうなどの対応をとりました。
また、早めの就寝を心掛け、朝も30分早く起きるようにしました。
女性・20代
上司に相談し、その時はお休みをいただくことが出来ました。これまでの業務量にも無理があったと仕事量を見直し、復帰後は業務の振り分けを再度やり直して頂くなどし対処しました。お休み中は念の為心療内科にかかり、お守り程度で薬を貰いましたが、飲まなくても休み中は元気で過ごしていました。
男性・20代
会社に相談して営業職から事務職へ配置替えをしてもらい、徐々に改善していきました。
まとめ
②約8割が1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着いた
五月病は「やる気が出ない」「気持ちの落ち込み」など特に精神的な症状が多く出ることが分かりました。
1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着くことが多いようですので、あまりにも長続きする場合は、病院で診てもらうことを考えてもいいのかも。
五月病経験者が実際におこなった乗り越え方を紹介しているので、五月病の症状が出た時は、自分にできることを試してみてくださいね。